浦沢 直樹さんの原体験
昼休みの校内放送で T・レックス
小学館「ビッグコミックスピリッツ」1997 年 8 月 11 日号の「ROCK & COMIC SUPER SESSION 浦沢 直樹 meets 忌野 清志郎」より。
忌野 (前略)
でも中学になるとエレキブームが始まって、気持ちはすっかりそっちへ。
浦沢 ベンチャーズですね。
僕が中学の頃は T・レックスが凄かった。
学校でも昼の校内放送でこれかけてって。
ポール・モーリアとか流れてる中に突然かかれば、何か大変な事になるんじゃないかと期待があって。
でも何も起こらなかった(笑)。
ああいう '60 年代後半から '70 年代のロックって何か“心意気”ってものがありますよね。
朝日新聞社「AERA」2006 年 4 月 5 日増刊号「AERA in FOLK」の「『20 世紀少年』対談 遠藤 賢司 × 浦沢 直樹」より。
遠藤 (前略)
ケンヂが中学校の放送室を乗っ取って、漫画のタイトルでもある T・レックスの「20 センチュリー・ボーイ」をかけるじゃないですか。
浦沢 あれは僕の実体験です。
別に放送室を占拠したとか、そういんじゃなくて「これ、かけてください」と。
ああいう音楽が学校でかかったことがなかったんですからね。
でも、何の反響もなかった。
遠藤 ほうきでギターのまねするのも実体験?
浦沢 ええ、やってましたね。
小学館「ビッグコミックスピリッツ」2005 年 11 月 28 日号「エンタメ界の頂上対談!!!秘密基地へようこそ!!『20 世紀少年』浦沢 直樹 × 『TAKESHI'S』北野 武」より。
浦沢 (前略)
この漫画の最初のシーン、中学の一年の時に校内放送でレコードをかけて……あれ、ホントにやったんですよ。
北野 おいらの時はね、高校の時にビートルズだね。
校内放送でかけたのは。
その前、プレスリーだったの。
浦沢 プレスリーかけていいというのもすごいですね。
北野 それは怒られた。
だけど、かけたね。
(後略)
科学特捜隊のバッジを万引き
小学館「ビッグコミックスピリッツ」2005 年 11 月 28 日号「エンタメ界の頂上対談!!!秘密基地へようこそ!!『20 世紀少年』浦沢 直樹 × 『TAKESHI'S』北野 武」より。
浦沢 僕漫画家やり出しちゃったら、漫画を描いてることしかないんだもん。
記憶だけで商売してる感じがしますね(笑)。
北野 多分引き出しみたいなのがあって、音楽をこう聴いただけで、その時代が、おもちゃからなんかから全部出てきちゃうみたいな感じ。
浦沢 連想ゲームみたいなの。
北野 アーモンドグリコと言われると、あの時代、あそこであいつがいたなんてじゃんじゃん出てくる。
単発もんなんだけど、思い出す。
浦沢 アイスというと、科学特捜隊のバッジを万引きしたのを思い出します。


