“ともだち”マークの二重丸と三重丸

“ともだち”マークの二重丸と三重丸

「20 世紀少年」の“ともだち”マークには、二重丸と三重丸(と渦巻き)があります。

“ともだち”マークの二重丸と三重丸
“ともだち”マーク" 状況 備考 サブタイトル
二重丸 敷島教授宅   第 1 巻第 1 話「ともだち」
“ともだち”の演台  
“ともだち”のカーテン   第 1 巻第 2 話「カラオケ」
武道館   第 1 巻第 3 話「ギターを買った少年」
田村 マサオの CD   第 1 巻第 6 話「月に立つ旗」
田村 マサオの部屋  
敷島ゼミ学生の T シャツ   第 1 巻第 7 話「ソフトボール」
ドンキーの旗   第 1 巻第 8 話「穴を掘る」
節子の資料   第 1 巻第 10 話「ユキジ」
“ともだち”の扉  
ロボットの顔  
三重丸 オッチョ画   第 1 巻第 1 話「ともだち」
ドンキー画   第 1 巻第 4 話「鼻水タオル」
ケンヂ画   第 1 巻第 8 話「穴を掘る」
 
渦巻き ケンヂ画   第 1 巻第 2 話「カラオケ」

「20 世紀少年」第 1 巻では、以下の描き分けがあります(ドンキーの旗だけ例外)。

  • 二重丸は「“ともだち”に関連するもの」
  • 三重丸は「オッチョが考え、ケンヂたちが使っていたもの」

その後もこの傾向は続きますが(「20 世紀少年」第 3 巻第 10 話「それから…」の缶だけ例外)、「20 世紀少年」第 5 巻第 1 話「招集」のケンヂが FAX を送信してからは、二重丸に統一されました。

マドラ出版「広告批評」2002 年 4 月号の "NAOKI URASAWA LONG INTERVIEW" より。

浦沢 これ(『20 世紀少年』)は一番最初に、マークをタイトルにできないかと思ったんです。
ある日それを思いついて、僕の中で盛り上がっちゃいまして。
マークだけで、なんと読むのか一切教えてくれない本。
こりゃビックリするわと思って、本屋と問屋さんの間でどんなふうに呼ばれるんだろうとか、考えるだけでワクワクしてしまった(笑)。
で、「面白いこと思いついちゃいました」って編集者に言ったんです。

編集部 で、反応は?

浦沢 ダメでしたね(笑)。
そんなの流通できないって。
僕の構想としては、とりあえず暫定的に「浦沢の新作」とかって呼ぶんです。
で、ドラマが進むにつれて、なんとなくこう呼ぶんじゃないかという風に統一されていく。
でも本当の読み方は、一番最後のほうで明かされて、「あっ、そういう読み方なの」という展開。
このアイデアはもとネタがあって、プリンスが一時、名前を記号にしていましたよね。
それだったら本のタイトルでそれやってもいいんじゃないかと思ったんです。