13 番こと田村 マサオ

13 番こと田村 マサオ

海ほたる刑務所

「20 世紀少年」第 1 巻第 8 話「穴を掘る」で、1997 年に田村 マサオはピエール一文字を“絶交”して逃走しました。

「20 世紀少年」第 2 巻第 11 話「目を覚ませ!!」で、1997 年(時系列ではピエール一文字より前)にドンキー殺害の現場にいますが、手は下していません。

「20 世紀少年」第 6 巻第 10 話「大脱走」で、2014 年には 13 番として海ほたる刑務所に収容されています。

「私は、何人もの人を殺した」「私が最初に殺した男は、こうして指を鳴らすのが癖だった」と言っていることから、ピエール一文字の後も“絶交”を繰返していたようです。

しかし、海ほたる刑務所では、他の受刑者に“癒しの音楽”と“癒しの体操”を教えたり、甘粕谷所長から敬語で仕事を受けたりと特別待遇をされています。

“ともだち”であるはずの 13 番は、なぜ釈放されずに刑務所にいるのでしょうか。

13 番は「私も、ここにいることで自らの野獣を封じこめているのかもしれない」と言っており、自分から積極的に望んで入所したのではないようです。

ここで囚人番号を考えると、海ほたる刑務所の 2001 年創立時に、3 番のオッチョや 13 番のマサオを含む数十人がまとめて収容され、その数十人の中では 3, 13 という数字は便宜上のもので、番号の若さに意味はないものと思われます。

つまり、作中では描かれていませんが、連続殺人犯のマサオは 2000 年 12 月 31 日の“血の大みそか”までに(オッチョより先に)逮捕され、刑が確定していたのでしょう。

2001 年に絶大な権力を握った“ともだち”はマサオを出所させようとしましたが、マサオは「自らの野獣を封じこめ」るために海ほたる刑務所行きを受入れる一方で、ときどき仕事をするようになったのではないでしょうか。

“しんよげんの書”の実行

“よげんの書”と“しんよげんの書”の通り、13 番が“しんよげんの書”の現物を所有している時期があります。

「20 世紀少年」第 13 巻第 3 話「円卓の会議」で、13 番が「“しんよげんの書”を実行するまでだ」と言っていることから、以下のように考えられます。

  1. 友人がいなかった武蔵山工業高校時代、“ともだち”と会う
  2. お茶の水工科大学に進み、敷島ゼミに入る
  3. 武蔵山工業高校の教師であるドンキーの殺害現場に立会う
  4. ピエール一文字を“絶交”
  5. “血の大みそか”までに逮捕
  6. 海ほたる刑務所に収容されながら、“絶交”の仕事も行う
  7. 甘粕谷所長を通じて「“しんよげんの書”の実行」という大仕事を命じられ、“ともだち”から“しんよげんの書”を受取る
  8. 新宿歌舞伎町教会でホクロの警官を暗殺して、“しんよげんの書”の 2 ページ目を実行
  9. 万国博覧会開会式で“ともだち”を狙撃して、“しんよげんの書”の 6 ページ目を実行
  10. “ともだち”に“しんよげんの書”を返却するときに、“ともだち”が以前と異なることに気付く
  11. 違和感を感じながらも“ともだち”に電話をして、“しんよげんの書”の 7 ページ目を実行
  12. ヘリコプターで北海道に逃げ、白のソナタの工場に 3 年間隠れる
  13. ヘリコプターで円盤に体当たり